
インドネシアのスラウェシ島、ボルネオ島に残る人間の活動の痕跡は古い。両島のカルスト山地には無数の洞窟があるが、2014にスラウェシ島のマロス県の洞窟で年代測定で3990年以前という世界最古の数値が出たことを初めとして、
調査が進むにつれ、4万年前、5万年前という年代測定値が出て、2026年にはスラウェシ島の南のムナ島から6万年前の手形が発見された。年代の測定法には議論があるが、現在のところ、インドネシアの洞窟壁画群は世界最古のものと考えられている。
また、スラウェシ島には二つの「巨石文化」がある。うちひとつは中部のLore Lindu国立公園の東端のBada、Napuなどの谷に残る巨石像群だ。担い手も詳しい年代もはっきりしていない。手の形など、イースター島のモアイにも似たユニークな彫像と大きな石の器を数多く残した。
もうひとつは南部高地に住むトラジャの人びとの独特な葬送の文化にかかわる巨石モニュメントだ。有力者の家系で死者が出ると巨石柱を建てる風習があり、キリスト教化された現在まで続いている。
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