パレンケ
古典期マヤを代表する都市国家のひとつパレンケはチアパス州の高地の北側に位置する。海抜約200メートルの丘陵地沿いに展開し、熱帯雨林に囲まれた一帯は年間降雨量2600ミリにも達する高温多湿な地域だ。他に例を見ない独特な様式の塔をもつ「宮殿」を中心に20ほどの建造物が修復されている。パレンケの王朝史は431年に即位した初代王クック・バラム1世から始まり、615年から683年までの長きにわたって在位したキニチ・ハナーブ・パカル1世、息子のキニチ・カン・バラム2世の治世の7世紀に隆盛を極める。現在残っている建造物群のかなりの部分がこの時代に作られたものだ。8世紀末に即位したハナーブ・パカル3世が確認されている最後の王で、9世紀半ばで王朝の崩壊があり、その後放棄されたと考えられている。パレンケには2人の女王が存在し、王位の継承も女系で継承されたことがある。他のマヤ都市にはみられない例となっている。 |
Temple
of the Inscriptions
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Temple
of the Skull
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The Palace
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The Palace
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The Palace
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The Palace
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The Palace
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The Palace
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The Palace
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Temple
of the Sun |
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Temple of the Foliated
Cross
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Palenque,
Chiapas
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