El Tajin

エル・タヒン

中部メキシコ湾岸地域、主にベラクルス州は、オルメカ文明亡き後、古典期ベラクルス文明が勃興した。エル・タヒン（雷）は紀元100年から1150年ころまで機能した都で、大きな建造物の建設が始まったのは300年頃から、繁栄のピークに達したのは900-1100年頃とみられている。10世紀には「13ウサギ」と呼ばれる統治者が現れ、「円柱の家」の柱に数多くの肖像を遺した。エル・タヒンはトトナカ人の都として認知されていることが多いが、実は文明を担った人々は正確にはわかっていないようだ。1150年頃までにエル・タヒンはおそらく人口が増えすぎたことによる環境破壊によって崩壊し、放棄されたが、トトナカ人が流入してきたのはその後のことで、この地を埋葬地として使っていたという。エル・タヒンの建造物はメキシコ中央高原の様式と多くの共通点をもっているが、壁龕（へきがん）のピラミッドは他の文化にはみられないユニークな形状だ。ユネスコの世界遺産に認定されている。


Pyramid of Arroyo Group 「アロヨグループ」の神殿	Pyramid of Arroyo Group 「アロヨグループ」の神殿	Pyramid of Arroyo Group 「アロヨグループ」の神殿	Pyramid of Arroyo Group 「アロヨグループ」の神殿

Pyramid of Arroyo Group 「アロヨグループ」の神殿	Pyramid of Arroyo Group 「アロヨグループ」の神殿	Ballcourt 球技場	Building 5 建造物5

South East Panel of the South Ballcourt 南の球技場の南東のパネル	South West Panel of the South Ballcourt 南の球技場の南西のパネル	North West Panel of the South Ballcourt 南の球技場の北西のパネル	North East Panel of the South Ballcourt 南の球技場の北東のパネル

North Central Panel of the South Ballcourt 南の球技場の北中央のパネル	South Central Panel of the South Ballcourt 南の球技場の南中央のパネル	Building 5 建造物5	Building 5 建造物5

Pyramid of Niches 壁龕（へきがん）のピラミッド	Pyramid of Niches 壁龕（へきがん）のピラミッド	Pyramid of Niches 壁龕（へきがん）のピラミッド	Pyramid of Niches 壁龕（へきがん）のピラミッド

Residence Platform 居住用建造物	Building 12 南の球技場の南中央のパネル	Tajin Chico 「小タヒン」地区	North Ballcourt 北の球技場

Wall of Tajin Chico 「小タヒン」の土台と階段	Palace of Art 「芸術の宮殿」	Palace of Art 「芸術の宮殿」	Great Xicalcoliuhqui 大シカルコリウァキ

Miniature of the site 都市全体の模型	Carving on the Column 円柱のレリーフ	Boladores ボラドーレス	Boladores ボラドーレス