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Stanton Drew
Stone Circles
Somerset
ST 601632

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写真は北東の小さなサークル。手前の岩はサークルに続く通路の一部。この遺跡には、結婚の披露宴に集まっていた人たちが石になったという有名な伝説がある。こんな話だ。土曜に開かれた披露宴は夜中まで続いた。深夜12時になって、安息日に演奏はできないと楽士が帰ってしまった後も、「地獄に堕ちてもかまわないから、もっと踊りたい」という花嫁の前に見慣れぬ年老いたフィドル弾きが現れる。「私が弾きましょう」と、演奏を始めるが、曲のテンポがどんどん速くなっていき、それに合わせて皆のダンスのステップも速くなっていく。魔法にかかったように、足が音楽に合わせて勝手に動き、止まらない。フィドルに合わせて夜通し踊り、夜があけたと同時に、皆、石に変わってしまったという。フィドル弾きは悪魔だったということだ。安息日破りの禁をおかしたために石になったという伝説は各地に残っているが、この遺跡の話は最も有名で、歌までつくられている。