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Rollright Stones
Stone Circle, Standing Stone
Oxfordshire
SP 296308

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「魔術」に縁がふかい遺跡であるため、さまざまなカルト、自称魔女たちが集会を開いたり、儀式をおこなってきた歴史がある。70年代にはスパニエル犬がサークルの中での何らかの儀式により殺されていた。管理小屋が造られ、日中は管理人が常駐していたが、2006年1月に放火され、全焼してしまった。サークルの岩が黄色いペンキで塗られるという事件も起きている。
かつて遺跡の地下には妖精が棲む世界が広がっていると考えられていたというが、現在も「言い伝えを知らないはずの子どもが、地下世界に入って行く夢を見た」、などの不思議な体験の報告が後を絶たず、 この場所には何らかのスーパーナチュラルな力があると考える人たちもいる。管理小屋でダウジング用のロッドを貸していて、「指導」もしている。「魔術」は地元の生活の中で、しかも近代以降も一部でリアリティーをもっていたようだ。1875年には近くのロング・コンプトンで老女を干し草用フォークで地面に突き刺して顔と胸に十字の切り傷をつけるという猟奇的な殺人事件が起きている。同じ村に住む男が逮捕されたが、男は殺害した老女は魔女で、自分は呪いをかけられていると思い込んでいたという。驚くのは、1945年になってなお、近隣のロウワー・クイントンの村で全く同様の方法での殺人事件が起きていることだ。被害者は七四歳の男性で、動物と心を通じることができる(と言われていた)不思議な人物だったという。魔女の疑いをかけられた可能性が高いと考えられているが、小さな村にもかかわらず捜査は未解決のまま終わった。
現在、キング・ストーンとキン