ダートムア西方のTavistockに近い丘の上に列石、サークル、立石、石塚などの複合施設跡がある。列石は二列あるが、写真は南側のもので約260mほどの長さ。石は数十センチほどの小さなもので幅も人一人が通れる程度の狭いものだ。すぐ近くに花崗岩の鉱山があるが、現在は採掘は行われていない、この遺跡の岩はすべてその花崗岩で作られている。17世紀前半にペストが大流行した際、近くのTavistockの住民と近隣の農家は人と接触して感染することを恐れ、この場所を無人の農作物と代金の交換場所として使ったという。そのため、「ペスト市場」、あるいは「芋の市場」と呼ばれている。