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Stone
Circle
North Yorkshire
SE391665
レイ・ラインという考えを信じる人たちとって、この遺跡は重要だ。レイ・ラインは1921年にアルフレッド・ワトキンズによって提唱された考えで、古代遺跡や古い教会、十字路、山の頂上などがしばしば直線上に並んでいることを指す。偶然とは考えられない頻度で、こうした「直線」がみつかるため、これは古代の道、ネットワークの跡だというのがワトキンズの考えだったが、その後の継承者たちによって、このラインは「地のエネルギー」が通っているラインであると言われるようになり、神秘主義的色彩をつよめていく。現在でもこの考えの支持者は多い。ストーンサークルで「パワー」を感じるというような発言は、こうした考えに端を発している。デヴィルズ・アローズを起点に、北北西方向に二つのヘンジとマウンドを通る8キロほどの直線が、北西方向に四つのヘンジを通る17キロほどの直線が確認できる。ライン上に並んでいるものは全て古代のものであり、これだけ狭い範囲で直線上に並んでいるのは、明らかに意図的なものだというのが、レイ・ライン支持者たちの主張だ。 |