加賀のメノウ、オパール

石川県・富山県にも多く瑪瑙が採れる場所がある。石川県小松市には様々な鉱物産地があるが、メノウに関していえば、菩提、那谷、赤瀬の山合いで採れる。菩提の瑪瑙は大きな団塊で、風化によって外皮が白く石灰化しているものが多い。中までチョーク状になっているものもあれば、中は暗灰色の瑪瑙で外側だけが白くなっているものもある。風化している部分と内部との境界部分では、縞模様がくっきりと出ていることもあるが、風化していない部分では縞模様もはっきりしない暗灰色をしていることが多い。同心円状の模様を含むものもある。また、黄土色のモスアゲートもある。那谷町・赤瀬町ではサンダーエッグが採れる。赤瀬はオパールを含んだサンダーエッグが採れることで知られ、稀にノーブル・オパールも採れる。サンダーエッグは瑪瑙とオパールが水平層状の縞模様を作っているもの、白、緑色のモスを含んだものがある。石川県と富山県をまたぐ医王山系では、メノウを産するところが多いが、金沢市の浅野川では山から流れてくるメノウ、特にサンダーエッグが採れる。暗灰色、茶褐色で、かなり大きなものもある。また、医王山系ではかつてはモス・アゲートもよく採れたらしい。

These agates are from my personal collection. Not for sale.
　

Agate
石川県小松市 菩提
Bodai, Komatsu, Ishikawa
110mm x 100mm x 40mm