「この秘密は我々の最後の者が墓場まで持っていかねばならない」。

世界南米最南端のフエゴ諸島、そこは人間が定住した最も南の地だった。

白人の到来による迫害と伝染病の蔓延によって絶滅へと至ったセルクナム族の

社会、神話、そして部外者に秘匿されていた祭典の詳細を

フエゴ諸島民の研究をライフワークにした人類学者が描く。


山田英春は企画・編集・ブックデザインに携わっています。


ハイン──地の果ての祭典

アン・チャップマン/大川豪司=訳

新評論/A5判上製271頁/定価3300円

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