<< PREVIOUS PAGE II NEXT PAGE >>

現存する石碑の中では群を抜いて大きい。6メートルを超え、最上部はよく見えない。風化が激しいためガラスケースに入れられており、反射で絵柄がよく見えないのが残念だ。9世紀ころに作られたものとみられ、ピクトのシンボルは彫られていない。絵柄からして明らかに何らかの戦闘の勝利を記念したものだろう。隊列、戦闘、首の無い体、捕虜とみられる人物像などが見てとれ、いわゆるピクトの石碑とはあきらかに趣を異にする威圧感があり、背景に単なる氏族などを越えた大きな組織が感じられる。

Click detail to Enlarge