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3頁の石碑の裏側。ここに彫られている戦闘場面は685年にピクトとノーサンブリアのアングル族の国との戦争の記録となっている。南部をノーサンバーランドの支配下におかれつつあったピクトは685年に大規模な戦闘をしかけた。Nechtansmereの戦いとして知られるこの戦争で、ピクトは完全に勝利し、ノーサンバーランドは崩壊、ピクトに対する支配だけでなく、西方のブリトン人に対する支配力も失った。この石碑はその戦いから40年ほど経ってから作られたとみられている。最上部は左にピクトの兵士、右にアングル族の兵士で、アングルの兵士は剣と盾を失って逃げるところだ。二列目はピクトの戦術を示しているようにも見える。右から槍を構えて攻めてくるアングルに対して、左にピクトの兵士が3人、一番前の兵士が盾を出し、後ろの兵士が長槍を構えている。3列目は互いに槍を構えて衝突するアングルとピクトの兵士。一番右にはアングルの兵士が盾の横に倒れており、カラスが近寄っていて、この兵士が死んでいることを表している。

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