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Golspieの教会にあったこの石は現在Dunrobbin城の博物館に保存されている。クラス2の石碑だが、十字架はともかく裏面の絵の「上手さ」に驚く。非常にシンプルな線刻だが、レリーフの技術はともかくとして、線が非常に洗練されており、人物などコミックの線のようだ。他の石碑には見られない。絵柄も意味深長だ。ピクトのシンボルは盛りだくさんだが、斧とナイフをライオン(?)と魚に向けるこの人物像は何を表しているのか。ライオン=マルコ、魚=キリストと見て、キリスト教の教義に抵抗する者というシンボルだという説もあるが、改宗を拒むピクト人をすでにクリスチャンとなったピクト人が十字架の裏にこれだけ力強く描くものだろうか。キリスト今日のコンテクストから放れ、個々のピクトのシンボルを部族のシンボルと見れば、ピクトの諸部族に対する覇権を示しているようにも見える。