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Structure 33, Step VII
Yaxchilan,Chiapas
Mexico
2007

建造物33の前の階段には精緻なレリーフが遺されているが、これはその中でも最も大きなもの。
バード・ジャガー4世が儀礼的に球技を行っている場面で、彼の祖先が行った遠い過去の球技になぞらえられた、彼の血筋の永続性を示したものとも見られている。
面白いのは、左側の階段状の碑文は、この神殿33に至る大階段を表しており、その上部には、このレリーフを縮小した絵柄が描かれている。
絵の中に絵を見る自身の姿が描かれているというような永遠の反復性が、
彼の血筋の永遠性を象徴するようにして使われている。