ウシュマル
ティカル、パレンケ、コパン、カラクルムなどの古典期の大都市が衰退していくのと入れ変わるかのように、ユカタン北西部、マヤ語で「プウク」(丘陵)と呼ばれる地方でいくつかの都市が繁栄する。建築様式の類似性から現カンペチエ州のリオ・ベックやチェネスからの移民が築いた都市であるという仮説があるが、プウク地方の諸都市には碑文による記録などが少なく、推測の域を出ていないらしい。プウク地方の諸都市の最も大きな特徴は「プウク様式」と呼ばれる建築様式で、建物の上部をモザイクや細かな幾何学模様などで装飾し、下部はすっきりとした、石のパネルをはった壁面にするスタイルだ。壁面、角の部分などにモンスターの顔を装飾的に配するのも特徴のひとつになっている。ウシュマルはこのプウク地方の最大の都市で、800年ころから1000年ころまで繁栄したとみられている。 |
Pyramid of the Magician
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The Nunnary Quadrangle
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The Nunnary Quadrangle
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The Nunnary Quadrangle
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The Ball Court
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The Ball Court
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The Palace of the Governor
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The Palace of the Governor |
The Palace of the Governor
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The Palace of the Governor |
The Pigeon's Quadrangle |
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House of the Birds
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House of the Birds
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Cemetery Group
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