SAYIL
サジィール

サジィールはカバーの7キロ南に位置する、プーク・ルート上のひとつの都だ。他のプーク地方の都市と同様、古典期末期に栄え、5平方キロもの規模をもった大きな都市だったという。800年頃に居住が始まり、最も栄えた900年ころには1000万人ほどの人口を擁したとみられている。人口が増えすぎたため、都市内でも菜園などが造られていた形跡があり、950年ころから衰退し始め、1000年頃に放棄されたとみられている。現在、修復されているのは「大宮殿」のみだが、この三階建ての宮殿の二階部分に残る装飾は見応えのあるものだ。日本語の文献では通常「サイール」と表記されているが、現地のガイドが「サジィール」だと言っていたので、それに従うことにする。マヤ語で「葉切りアリの地」という意味。

The Great Palace
大宮殿

 

The Great Palace
大宮殿

 

The Great Palace
大宮殿

 

 

The Great Palace
大宮殿

 

 


The Great Palace
大宮殿

 

 

The Great Palace
大宮殿

 

 

Unexcavated Structure
未発掘の施設のひとつ

 

Stella
石碑