MAYAPAN
マヤパン

マヤパンはユカタン半島北東部、メリダの南東約40キロの場所にある、後古典期に栄えた都で、6.5平方キロに及ぶ城壁に囲まれたマヤ文明最後の大都市であり、ユカタン北部を統べる権力をもっていた。城壁内には4000もの建物があり、最大約20000人が住んでいたとみられている。城壁に囲まれた都市は他にもあるが、これほど人口密度が高い都市は例をみない。スペイン人が侵入する少し前まで使われていた。「マヤ」という言葉は何を意味するかわかっていないが、このマヤパンという名前は実際に使われていた名で、「マヤの旗」という意味だと言われている。1263-1283年頃、大都市チチェン・イッツァと同様、イッツァ族によって築かれた。円形の天文台、ククルカン(羽毛のある蛇神)に捧げられたピラミッド、柱廊など、チチェン・イツァの縮小版のような建造物があるが、都市の構造はどこか雑然としていて、建築技術の水準も明らかに下がっているように見える。2007年撮影。

Caracol
(カラコル)天文台

 

Caracol
(カラコル)天文台

 

Caracol and Temple of Kukulcan
天文台とククルカンのピラミッド

 

Small Temple 'Q7'
北西の小神殿

 

Temple of Kukulcan
ククルカンのピラミッド

 

Sala de los Frescos
「フレスコの広間」

 

Temple of Kukulcan
ククルカンのピラミッドのレリーフ

 

Small Pyramid on the west
西方の小ピラミッド

 

Temple of Venus
「金星の神殿」

 

Observatory
天文台

 

Stella
アクロポリスの装飾

 

Fossils in Limestone
石灰岩中の化石