カバー
カバーはウシュマルの南東に位置する、ウシュマルと同時代、古典期末期に栄えたプーク様式の都だ。ウシュマルとマヤの舗装道路であるサクベで繋がっているので、ウシュマルの衛星都市のような存在であったかもしれない。カバーは何よりも、「仮面の神殿」とよばれるユニークな建造物でしられる。壁面全体がかぎ鼻の怪物の面を様式化したモザイクで埋め尽くされた、他のマヤの建造物に例をみない様式だ。かぎ鼻の怪物はプーク様式の建造物の随所に現れ、かつては雨神チャック像と考えられていたが、最近はその節は支持されていないようで、丘、山の神であるウィッツ・モンスターと呼ばれる神ではないかとも考えられている。遺跡の半分以上は現在も未発掘のままだ。個人的には、この遺跡を紹介した70年代のNHKの番組「未来への遺産」が、マヤの文化に興味をもつきっかけであった。
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Codz Pop aka Temple of
Masks
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