ホチョブ
手つかずの密林が広がるカンペチェ州の中南部には、古典期のティカル、パレンケ、カラクムルといった中部低地に栄えた強大な都市群と、後に栄えるプーク地方との、地理的にも歴史的にも中間的に位置づけられる諸都市が点在している。大きく分けると、カンペチェ州中部のチェネス地域、南部のリオ・ベック地域の二つに分けられるが、それぞれの地域特有の建築様式をもっていた。ホチョブはその中でもチェネス様式と呼ばれる建築様式の代表的な例となる建物があることで知られる。チェネス様式はモンスターや神像を装飾的にあしらったファサードと、モンスターが大きく口を開けた形を様式化した入り口を持つことが特徴となっている。このスタイルはさらに北に伝播してプーク様式として発展し、さらにエク・バランやチチェン・イッツァなどの北部ユカタンの諸都市でも取り入れられた。ホチョブとはマヤ語で「トウモロコシの茎の地」または「トウモロコシが貯蔵されている地」という意らしい(文献によって記述が異なる)。 |
Structure
II
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II 建造物 II
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IV
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