ジビルチャルトゥン
ジビルチャルトゥンはユカタン半島北西の端、海岸からわずか20キロの場所にある、古典期後期から後古典期に栄えた都市だ。海抜わずか5メートルの、北部低地の中では最も乾燥した地域だ。水は都市の南西の角にあるセノーテ、Xlacahから得ていた。1956年から約10年ほどにわたって発掘調査が行われたが、とてもに規模の大きな都市であり、都市とその周辺はかつて非常に多くの居住者を抱えていたことがわかった。19平方キロ以上をカバーし、8000もの建物があったとみられている。都市の中央部の0.5平方キロ部分には、100近い石造建築物の跡がある。低い基壇の上に建つアーチ型の屋根をもつ建物や、段状のピラミッドなどがいくつかの広場の周辺に集まっている。中央部ではいくつものサクベ=舗装道が完備され、それぞれのエリアをつないでいた。ジビルチャルトゥンで最も印象的な建物は、「七つの人形の神殿」とよばれるものだ。700年頃に建てられたもので、これはこの都市で最も古い石造建築物のひとつとなっている。古典期の終わりまでには、この神殿と基壇はより大きな四つの階段のついたピラミッドの下に覆われていた。数世紀後、後古典期後期に、ピラミッドは廃墟になり、西側が崩れ、長く埋もれていた「七つの人形の神殿」が再び現れ、神殿として使われることになった。内部に祭壇がつくられ、素朴な粘土製の七つの人形を含む供物が供えられていたことから、この名がつけられたという。この神殿から西へ真っすぐにサクベ=舗装道が延びているが、春分・秋分の日の朝は、東西に開いた神殿の出入り口から太陽が覗き、光が真っすぐに道を照らす。 |
The
Temple of the Seven Dools
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Sacbe
from The Temple of the Seven Dools
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Stella
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Stellas 石碑
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Small Temple
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Central Plaza
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Open Air Chapel
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Cenote Xlacah
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Clay Figure
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