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malta29

Dolmen, Ta' Cenc
2008

タチェンクのドルメン

 

ゴゾ島南西、タチェンクの海岸に残るドルメン。紀元前2500年頃、神殿建築を遺した石器文化は姿を消す。その後、不思議なことに「名残」ともいえる遺物も発見されていない。マルタの巨石神殿文化を担った石器時代の人びとはどこからか島にやってきて、その後の消息も定かでない。その後の青銅器時代の遺物は、素朴で、同時代にヨーロッパに存在した青銅器文化と比べて、特筆すべきものはない。ドルメンらしきものがいくつか残っているが、下から遺骨が発見されたことはない。用途は不明である。