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Tarxien
2008

タルシーン神殿

 

タルシーン神殿は、マルタの古代文明の遺した最も大規模かつ複雑な建造物だ。建造と使用された年代は紀元前3000年頃から2500年と、マルタの巨石文明の最後期とみられている。1914年に発見されたが、遺跡の中からは動物や螺旋模様をあしらったレリーフや巨大な神像の下半身などが発掘された。現在、それらは首都ヴァレッタの博物館に収められており、遺跡内にある石彫などはほとんどがレプリカだ。入口のゲートをはじめとする、表面のなめらかな石材も、全て復元されたものだ。